Revolutのサービス利用を開始してみました

Revolut カード表

皆さんもご存知かと思います、次世代型金融アプリ・サービス提供のRevolut。

イギリスを拠点にヨーロッパを中心にしつつ世界中にサービスを急拡大している新たな金融サービス会社です。

2020年9月から日本でもサービスを開始しており、少しずつ広がりを見せているようなので、私も気になっており、この度年末年始の時間があるタイミングでサービス利用を開始してみました。

そもそもRevolutには、スタンダード会員という無料会員と、月980円のプレミア会員、さらにその上のメタルというのがあるようです。

そのあたりは、
https://www.revolut.com/ja-JP/
の中の、
https://www.revolut.com/ja-JP/a-radically-better-account
とかをご覧ください。なかなか、インターナショナルな香りがします。当たり前ですが。

手続き

携帯電話番号が前提になっているようです。スマートフォンアプリから携帯電話番号を登録して、SMSで帰ってきた認証コードを登録してスタートしました。

アプリに表示される説明に従って、名前や住所等々本人確認系の情報を登録します。

もちろん、免許証とかKYCのための身分証明書のアップロードがあります。裏表を適宜撮影、アップして、自分が身分証明証を持っているところなども撮影して、eKYC手続きを進めます。この辺もアプリの指示に従うのみで迷うことはありません。

eKYCについてはしばしば女性が自分の写真を取るのを嫌がるとかいろいろ言われていて、ここで離脱する方も相当いらっしゃるそうです。その点はどうにもなりませんが、まあ、よくわからなくて離脱する方は少なそうに思えます。

最後にすべてが終わったところで手続完了になります。

裏でどういった本人確認の裏付け等の処理がなされているかわかりませんが、確認完了までは少し時間がかかるのでお待ち下さい、というステータスになります。

私の場合、12/25(金)の12時ころにこの手続きを済ませて、16時半ころに本人確認の正式完了の通知が来ましたので、12/25ながら金曜日ということで普通に営業されていて、人間によるチェックも含めて5時間足らずで完了した、ということでしょうか。

それとも、すべてがシステム対応ということなのか、それはないと思いますが、結構なスピード感だと思いました。

手続き終了時には、メールで「Revolutカード」の到着見込みの知らせが来ます。私の場合は、12/25手続き完了で、1/12に到着予定、との案内でした。

手続きが終わった時点でカードは利用可能になっているのか、Google PayへのVisaタッチ決済用カードとしての登録が可能になっていました。

2021年年初の時点では、国内では、Visaタッチ決済用カードとしてGoogle Payに登録可能なのは、三菱UFJ銀行のVisaデビットカードなど、限られたカードだけになっているはずですが、Revolutカードは登録可能カードになっていますね。

本人確認の正式完了後には、クレジットカードかデビットカードを登録して、そこからお金をチャージ(最低金額2,000円)して使ってくれ、という案内が出るようになります。

これで実質使えるようになった、ということのようです。

カード到着

Revolut パッケージ
Revolut パッケージ

簡易書留でもなかったような。家人が持ってきてくれたので、あとからどうだったか聞いても覚えてないそうで・・・。

かなりそっけない郵便です。書かれていた到着予定日よりもかなり早く届いたので、こんなもの??というのが最初の印象です。少し厚みがあって、何やら硬めのものが入っていたので、さらに??という感じ。

Revolut ケース表全体
Revolut ケース表全体

入っていた何やらかっこいいケースのようなものの中の部分をスライドさせると左右に飛び出てきます。上の写真の通り、左側にRevolutカードが。

Revolut ケース表左側
Revolut ケース表左側
Revolut ケース表右側
Revolut ケース表右側

シンプルです。

Revolut ケース裏全体
Revolut ケース裏全体

裏側はこんな感じ。

Revolut ケース裏左側
Revolut ケース裏左側

左側に説明書きがあります。

Revolut ケース裏右側
Revolut ケース裏右側

カードの裏面がのぞいているだけ。

こんな感じのかっこいい紙ケースのようなものでカードが届くのでした。これは日本にはないですね。

カードの表面は一番上のアイキャッチ画像の写真の通りで、VISAの文字とチップが見えていて、手作業で潰しているところに私の名前が普通のVisaカード同様にローマ字で書かれています。

Revolut カード裏
Revolut カード裏

裏面は上の通りで、普通のカードと同じように、カード番号(一番上)、有効期限、3桁のセキュリティコードが書かれています。

白い帯のところはサイン、だと思われます。サインペンでサインを書いておきました。

こんな感じで物理カードが届いて、財布の中に収まりました。Google Payへの登録も完了しています。

サービス

デビットカードやクレジットカードを登録して、そこからチャージして使います。何しろそれがスタートです。最低2,000円からチャージできます。

口座登録もできるようですが、昨年、いろんな点から大いに世の中を賑わせた、いわゆる即時口振ではなく、Revolut内の私専用の疑似(バーチャル?)口座あての振込手続きになっています。

ジェーピーモルガン銀行の東京支店、その口座番号xxxxxxxという風にアプリ上に出ています。受取人名はRevolutになっています。

この口座に振り込みをすることでチャージが完了する、ということのようで、1から2日かかるとのことです。なかなか手間です。かつ、振込なら通常振込手数料がかかりますね。デビットカードを登録してチャージするのと、表面的には効果は同じに思えますが。

身近なサービスとしては、ATMで現金引き出しが無料会員なら25,000円まで無料でできるようです。ただし、これは海外ATMでのみのサービスとのことです。

クレジットカードからチャージしてそれをATMでおろせるとなると、クレジット枠の現金化の話になって、実質、他人の腹を借りる格好の金貸しになっちゃいますが、海外ではそこはOKってことなのか、そもそもウォレットのチャージの仕方が違いなのか、なにかあるんですかね。調べてないですが。

サービスとしては、この口座の中から金投資ができる、というのは面白いですね。それと、finbeeとかしらたまとかと同じような仕掛けもあるようです。このへんは既存のもので言えば、Money Fowardとかにも期待したい分野でしょうか。

このアプリの口座のお金を最もキャッシュに近い形に、金額の下限の点からも自由に移動させるとしたら、Amazonギフト券のチャージということになりますが、コレはもちろん成功しています。買い物ですので、あれは。Amazon使わない人にはキャッシュでもなんでもないですけど。

もちろん、カードとして普通に使えます。それは当たり前として。ただ、3Dセキュアはないですし、プリペイドカード扱いのようで、国内にすでに存在している色々なサービスに登録することは、ほぼできなそう。Kyashへの登録は不可でした。

逆にRevolutへのチャージ用にKyashのカードは登録ができましたので、どうしてもVisaタッチでGoogle Pay、つまりスマートフォンで使いたい方は、KyashからチャージしたこのRevolutカードをGoogle Payに登録して、スマホのVisaタッチ決済の支払いが可能になります。

Kyashには色々なカードが登録できるので、めちゃくちゃ複雑になりますが。

それ以外に、海外のATMでお得な為替レートで現地通貨の引き出しができたり、TransferWiseを使ったお得な海外送金ができたり、とあるようです。が、ドメドメ人間と化している現在の私にはニーズがないです。現地通貨の引き出し、というか、他国通貨の購入が安くできる、ということのようですが、これはマダムワタナベ化できるって話でしょうか。

いずれにしても、私の使い方では、現状ではあまり大きなメリットは見いだせず、逆に既存のKyashとか一般のQRコード決済、Visaカードのタッチ決済の普及で何ら問題ない状態です。

とはいえ、国内の既存のサービスが提供しているいくつかの個別のサービスが、全て1つの口座アプリの中で完結できている、というのは便利は便利ですね。

今後に期待したいところです。同時に、国内の各種サービス業者さんも、決済だけでは金にならないのは見えてきていると思うので、もっと工夫していただければ、と思う次第です。