iPad miniに乗り換えてRakuten UN-LIMITで使い始めてしまった

iPad mini 5 ケース蓋開けたところ

Androidをメインに使っているのは間違いないのですが、8から10インチくらいのサイズのサクサク動く使いやすいタブレット、なおかつあまり劣化が一気に進まないものというと、なかなかいいものがなく、しばらく、HUAWEIのMediaPad M5 SIMフリーLTEモデルを愛用していましたが、以前の記事に書いたとおり、気になる点もあり、家族のMacの買い替えタイミングもあり、勢いでiPadそれもiPad miniに乗り換えてみましたので、ご紹介します。

HUAWEI MediaPad M5 SIMフリーLTEモデルに関しては、以前の記事をご覧いただければ。

iPad miniなんていろいろなところでご紹介されているので、特に追加情報もないとは思うのですが、HUAWEI MediaPad M5 SIMフリーLTEモデルでは、楽天モバイルのRakuten UN-LIMITがすんなり使えたので、深く考えずに、そのまま行けるだろうとたかをくくって、iPad miniのSIMフリーセルラー版を購入して、Rakuten UN-LIMITの設定をしてみたので、そのへんをご紹介できるかなと。

もくじ

  1. 概要・スペックなど
  2. 楽天モバイルのRakuten UN-LIMITの設定など
  3. 使ってみて雑感

1. 概要・スペックなど

Appleのサイトで見るのが確実ですね。

https://www.apple.com/jp/ipad-mini/

iPad miniは、たしか、終わってしまうのではという見立ても出始める中で、突然、イベント無しで、5代目モデルが発表、発売されたタブレットです。

カメラの性能を期待する方は多くないと思うのですが、私のように近くのものが見えにくくなってきている者には、ディスプレイの性能が気になるところです。で、見てみると、以下の通りとなっていて、スペックの意味するところは正確には理解していなところも多々ありますが、自分で見ている限り、非常に見やすい画面だと感じます。

  • 7.9インチ
  • 4:3 アスペクト比
  • 画面解像度: QXGA (2048×1536 px) (326 ppi)
  • LEDバックライト IPS LCDディスプレイ
  • Retinaディスプレイ
  • 環境に応じて明るさを自動調節するTrue Toneディスプレイ

あと、目を引くのはApple Pencilに対応した点でしょうか。といっても、そんなクリエイティビティは持ち合わせていないので、そうそう使う場面も想像できず、あの非常に高価なApple Pencilを一緒に購入する度胸もないので、まだ入手していませんが。(安価ななんちゃってペンも多々あるようなので、検討中ではあります。)

非常に軽いです。持ち運びに便利なサイズ、重さです。

その他諸々良いところがたくさんあり、家族のMacBook買い替えにつきあうというので、Apple Storeに出向いて、そこで実物を見て、Androidタブレットからの乗り換え購入を決断しました。

iPad mini 5 表
iPad mini 5 表
iPad mini 5 裏
iPad mini 5 裏
iPad mini 5 側面1
iPad mini 5 側面1
iPad mini 5 側面2
iPad mini 5 側面2
iPad mini 5 側面3
iPad mini 5 側面3
iPad mini 5 側面4
iPad mini 5 側面4
iPad mini 5 ケースのみ広げたところ内側
iPad mini 5 ケースのみ広げたところ内側
iPad mini 5 ケースのみ広げたところ外側
iPad mini 5 ケースのみ広げたところ外側
iPad mini 5 ケースつけて表面
iPad mini 5 ケースつけて表面
iPad mini 5 ケースつけて裏面
iPad mini 5 ケースつけて裏面
iPad mini 5 ケースつけて横から1
iPad mini 5 ケースつけて横から1
iPad mini 5 ケースつけて横から2
iPad mini 5 ケースつけて横から2

2. 楽天モバイルのRakuten UN-LIMITの設定など

Apple Storeで見てみて気に入って購入を決断したわけですが、まずはストレージのサイズで悩みました。が、これは、そんなに本体に保存したいものはないし、クラウド上やNASに保存しているものはネットに繋がりさえすれば取り出せるので、価格差を考えると小さい方の64GBで十分気にならないだろうと考えました。

さらに悩んだのは、セルラーモデルにするかWi-Fiモデルにするか、でした。結構な価格差(1.5万円)があるので。

これだけキャリアが提供するWi-Fiやその他無料Wi-Fiが普及すると、通常の使い方ならWi-Fiモデルで十分でしょうし、Apple製品でかためている、少なくともiPhoneを利用している方には、iPad側から簡単にテザリングが開始できるので、Wi-Fiモデルで全く問題ないと思うのですが、モバイル回線を持っているスマートフォンはAndroidのGoogle Pixelですし、それより何より、せっかくまだあと9ヶ月くらいは無料で使える楽天モバイルのSIMがあるので、これを生かさない手はない、ということで、若干本末転倒気味ながら、悩んでしまうのでした。

結局、思い切ってセルラーモデルに決めました。いやいや、よく考えないと、とは思いましたが、ざっと検索すると、iPadやiPad miniで使えた、音声電話はできないものの、データ通信は問題ない、との報告が多々あり、まあなんとかなるだろうということで決断。

セルラーモデルって、Appleのネット販売で買うか、Apple Storeで直接買うか、しかなく、家電量販店では売ってないんですね、知らなかったです。

で、結局再びApple Storeに出向いて購入したのでした。表面が白いのが好みなので、シルバーになりました。64GBのセルラーモデルです。

もともとMacBook Air買い替えを検討していた家族は、量販店で普通に変えるモデルだし、徒歩5分ほどの量販店がたまたま(いつも?)5%のポイントを付けてくれると言うので、そちらで買っちゃいました。こういうの何て言うんでしたっけ。まあいいや。

購入してみて早速Wi-Fiで設定を済ませて、普通に使える状態にして、で、【楽天モバイル】のRakuten UN-LIMITのSIMの挿入と設定です。

ネットで調べてみると、Androidと違って、ごく簡単に設定の登録をするだけ、ということのようです。早速実践してみました。

iPad mini 5 設定 モバイルデータ通信
iPad mini 5 設定 モバイルデータ通信
iPad mini 5 設定 モバイルデータ通信 APN設定
iPad mini 5 設定 モバイルデータ通信 APN設定

これだけのようですね。これだけで、実際に、データ通信ができるようになりました。iPad mini 5ですが、iPad mini 4でも大丈夫という書き込みも多いですね。

もともと、SIM自体は、MediaPadの時に開通してあったので、開通云々の問題はなかったので、ということになるのでしょうか。

調べてみると、恐らく、Rakuten Linkアプリをインストールして、開通手続きをすると、キャンペーンでやっている事務手数料見合いの楽天ポイントのポイントバックができる、ということのようで、それを気にしなければ上記の設定だけでデータ通信は可能になる臭いです。

【楽天モバイル】のRakuten Linkアプリは当初Android版しかなく、というか、楽天モバイルが認めている端末でしか使えないような説明がなされていて、それがAndroid端末しかなかった、ということですね。

7月くらいに一部のiPhoneでの利用(一部機能・サービスが使えないものの)が可能というアナウンスがあり、一緒にiOS版のRakuten Linkアプリがリリースされた、という経緯のようです。

いま、【楽天モバイル】のサイトを見ると、iPadについても、「一部モデル・一部機能・サービス」ということのようですが、使える端末として設定方法なども明示されているようです。

対応状況はこちらから確認可能で、初期設定方法はこちら

こうしてみると、上のスクリーンショットでご紹介しているAPN設定画面のうちLTE設定(オプション)というのは公式にはなにも設定しないことになっているようですね。してあっても特に悪さしているようには思いませんが。

iPad mini 5 設定 モバイルデータ通信 ネットワーク選択
iPad mini 5 設定 モバイルデータ通信 ネットワーク選択

その他、ほかの皆さんのサイトでは、上のスクリーンショットのように、ネットワーク選択を自動設定にせず、Rakuten指定しておくことを紹介しているページもよく見ます。私も一応そうしていますが、これが同影響しているかは、わかっていません。

この状態で、上のスクリーンショットでお気付きの通りCiscoのWebexでのウェブミーティングをやったりして、スムーズなミーティングができています。その他日経新聞をダウンロードして読んだり、といったことで、この2020年8月に入って、この20日くらいで2.5GB使っている、ということのようです。

【楽天モバイル】回線なら無制限使い放題、パートナー回線(au)なら5GB/月までで、超過しても最大1Mbpsで使い放題ということなので、全く心配ない状況ということですね。

言うまでもなく、週で見れば半分以上の時間を自宅で過ごしていますし、最近では電車の中もd Wi-Fiがあったりするので、実際にモバイルデータ通信を使っている場面がどの程度かと言うと実はしれているのかもしれません。

現時点でmy 楽天モバイルサイトで見てみると、全エリアデータ利用量が2.00GB、今月契約分というところは残り3.1/5.0GBと表示されています。後者はパートナー回線での利用料を表していると想像します(/5GBとありますし)が、これだと楽天モバイル回線はほとんどど使ってない、ということになるのか、よくわからないですね。

上のiPadスクリーンショットでモバイルデータ通信 現在までの合計が2.5GBになっているのは先月分が入っているのでこれまたわかりにくい。

よくわからないものの、いずれにしても、我が家と職場、その他都心部で出かけるエリアは楽天回線エリアにすっぽり入っているので、まあ大丈夫でしょう。

いや、でも、以前のMediaPadではどちらの回線で接続しているかがRakuten Linkアプリで確認が取れ、建物の中などではたいていパートナー回線になっていたので、実際のところは楽天回線はほとんど使えてないのかもしれないです。

何にせよ、全く問題なく現実の運用ができているので良しとします。

さて、無料通話や無料メッセージのためのアプリであるRakuten Linkですが、インストールしてみました。

iPad用は存在していないらしく、iPad画面サイズの中にiPhoneサイズのアプリが立ち上がるという、カッコ悪い表示になります。未だにこれなんですね。iOSだと言うのに。いや、今はiOSとiPadOSですか。

で、やっぱりだめですね。きちんと使える状態にはなりません。

Rakuten Linkアプリ 連絡先
Rakuten Linkアプリ 連絡先
Rakuten Linkアプリ 通話
Rakuten Linkアプリ 通話
Rakuten Linkアプリ チャット
Rakuten Linkアプリ チャット
Rakuten Linkアプリ その他

ちょくちょく試してはいますが、ほぼ使えません。

Rakuten Linkアプリ 通話したところ
Rakuten Linkアプリ 通話したところ

通話してみると、1秒もたたないうちにプツッと切れて、終了しました、って状態になってしまいます。

ということで、少なくとも通話は不可能、ということで、まあ【楽天モバイル】のサイトの記載のとおりですね。

ちなみにiOSでのRakuten Linkの初期設定方法はこちらに出ています。

一部これからに期待したいところはありますが、データ通信がしっかりできているので、ある意味全く問題はありません。当然LINE電話等も可能でしょう。(使いませんけど。)

なお、このあと紹介しますが、iPad miniは理由があってOS次期バージョンであるiPadOS 14のベータ版利用プログラムに参加して、ベータ版を利用し始めています。

14beta導入前後で挙動は同じだったと思いますのが、14betaを利用しているという点は、念のため、明記しておきます。

3. 使ってみて雑感

iPad mini 5、思い切って買ってみましたが、大変良いもので満足しています。しかし、引き続き不満もあります。

そろそろLightningは止めの方向で揃えていきましょう。余分なケーブルが必要になりますし。そもそもAppleの製品でもばらついてます。

珍しくAppleさんが世の中の規格にそろえてらっしゃるところがあるので、Appleの中でも全体に統一させればよろしいかと思います。

でも一番はこれです、フォントサイズです。フォントサイズを変更できるようになっていますし、3本指のダブルタップで一部分拡大表示できるのも存じていますが、いちいち電車の中とかでそんな面倒な操作はしてられません。なのに、画面一番上のステータスバーとかいうのでしょうか、その部分の表示だけは絶対に変更したくないのか、ほんとに小さい字で表示されて、変化しません。これはなぜなんでしょうか?

同様に、いくつかのアプリでも十分にフォントが大きくならないと言うか、そういうものがいくつもあって、しかもズームインの操作も効かないことがあり、本当に困ります。

ゲームメーカーといよいよショバ代の喧嘩をふっかけられるほど強権圧力お持ちなんだから、そういう指導を積極的にしていただきたいです。

Androidでも同じようなことはあると思うのですが、気のせいでもないと思うほど、iPadにすると見えにくさが気になります。アクセシビリティとかAppleさんが一番気にしそうな分野ですよね。

あとは、ブラウザやメーラーのデフォルト設定の変更を許容してくれないところも、実は密かに面倒だなと思っている点です。

SafariがいろいろなOSに対応しているなら良いのですが、PC版も存在していないですし、結局最もいろいろなものに対応しているのはChromeであり、私はGoogle愛用者なので、ブラウザはChromeというのは外せない設定です。

これは積極的に評価したいところでもありますが、Googleさんのように自由度を奪う仕組みを減らす努力をひっそりと地道に続けられているようで、iPadOSの14からいよいよデフォルトのブラウザやメーラーについて、OS提供のものとは異なるものが選べるようになる、ということらしいです。

記事を読んで小躍りしました。で、早速ベータテストプログラムに参加した、と言うわけです。

これを書いている2020年8月23日現在でで、パブリックベータ5が最新版になっていますが、残念ながら、その肝心な機能はまだ提供されていないようです。

早くお願いします、Appleさん。

これくらいでしょうか、気になるのは。本当によくできています。よくできたハードとOSとが組み合わさって、素晴らしいユーザー体験につながっていると思います。

ちょっとお高いのがたまにキズではありますが、いや、高いからそういうことも実現できる、ということなんでしょうね。

HUAWEIさんはじめ中国メーカーは、米中関係の変化の影響をモロに受けて、かなり苦境に立たされていると思いますが、で、Googleの環境が使えなくなるなら私としては選択肢から外れてしまうわけですが、なんとかそうならないように頑張っていただくとして、加えて、やっぱり低コストでApple製品並みの体験を提供できるガジェット、デバイスを世の中に送り出してほしいものです。

iPad miniの購入で、日経新聞の電子版の購読もはじめました。(これはただのきっかけですけど。)Kindleで読書したり、合間にYouTube見たり、唯一のゲームであるソリティアやったり、映画見たり、音楽聞いたり、本当にいろいろなことがごく自然に楽しめます。

あ、こういう事すると、少し重くなるんだった、とか、引っかかっちゃったりするんだ、とか、毎回やって気づく、みたいなことが生じないので、本当に自然にハードウェアのことを忘れて楽しむことができます。

miniじゃないほうが良かったかな、と一瞬思うこともなくはないですが、電車の中、布団の中でも大きさや重さを気にしないで使えるサイズ感はやっぱり魅力があります。

少しお高めですが良い買い物です。

【楽天モバイル】での運用もなかなか結構です。