Agedate BT-B20というBluetoothのトランスミッタ/レシーバを購入しました

Agedate BT-B20 本体表面

先週に続いて、Bluetooth接続のトランスミッタにもレシーバにもなるオーディオアダプタのご紹介です。

先週ご紹介したものは、PCやゲーム機等機器の音を出力する側にUSB-Cで、またはUSB-Aに変換して、物理的に接続して、Bluetoothのイヤフォンやヘッドフォン、スピーカーを接続して音を飛ばす機器、つまり、小さなトランスミッタであり、オーディオアダプタでした。

この場合は、追加した機器の方は、デジタルデータとして受け取った音情報を無線規格に載せて飛ばす役割でした。

このCIO BT-TM800のいいところは、通常のSBCの他にaptX、aptX HD、aptX LLの合計4つのコーデックに対応(AACも対応していればよかったのに、惜しい!)していて、かつ、どのコーデックで接続しているかをLEDライトで識別することができる点でした。

なかなか良いものだと思います。

さて、これを受けて、イヤフォンやヘッドフォンの側もこれらの音がいいと言われるコーデックに対応したもので、家にいるときもPCでいい音の音楽聴いてみたい、という気になります。

そもそも、手持ちのイヤフォンの対応コーデックはどうなっているんだっけと思い、大体わかっていたのですが、念のため確認してみました。

すると、残念なことに、ほぼ全てAACまでになっていて、これはCIO BT-TM800は対応していないコーデックで、唯一、Sennheiser CX 400BT True WirelessがaptXに対応していました。

aptXは、最近のBluetooth 5.0対応のUSBアダプタであれば、チップが同じ対応したものがほとんどで、なので、わざわざこのオーディオアダプタを使わなくても、ということになってしまいます。

かつ、一方で、最近のAndroid端末はSBC、AAC、aptXは言うまでもなく、aptX HDやLDACにも対応指定物が増えてきていて、今使っているPixel 5はこれらコーデックに対応していますので、そもそも、むしろPixel 5で音楽聞けばいいじゃん、って話になって、おしまい、です。

が、そこは、家にいるときは通常立ち上げっぱなしで、TVを専有できない時中心に映画鑑賞含めてほぼ使い通しているデスクトップPCで音楽もそれなりの音で聴きたい、って話です。

さらに、以前紹介した通り、イヤフォンのイヤピースとかヘッドフォンのイヤパッド部分が耳に合う/合わないがあって、耳の穴の中や耳の外側が痒くなったりして、すごく荒れてしまうという現象があって、これが結構侮れないほどにQOLの低下に影響を与えていて、問題ない組み合わせを考えると意外と選択肢が少ないという状況で・・・。

家にいて、こもっていい状態のときは、少し前に紹介したハイレゾヘッドフォンのOneOdio Pro50を使っていて、これは確実に耳に影響がないので安心して使えるもので、音は正直少しざらついた感じがあってそんなに好みではないのですが、決して悪くはないし、普段使いしているわけですが、まあ、なんだかんだでいくらハイレゾでも有線の面倒さはあり・・・。

と、いろいろ制約事項ばかりになっていて、そんな中で選択肢を増やす策として、ふと思い立って調べていて、1つ若干安くなってるタイミングに出会ったので、購入してみたのが、このAgedate BT-B20というBluetoothのトランスミッタ/レシーバで、これでレシーバとして使って、OneOdio Pro50を有線接続して音楽聴いたり、映画観たりする、というアイディアです。

有線が多少邪魔なのは変わりないですが、間違えてヘッドフォンしたまま歩きだしてコードでガクンってなるのは起きなくなりますので、大分違います。

それでいて、結構いい音を維持できるはず、ってことで。

今回も本題までの前段が変に長くなってしまった・・・。

もくじ

  1. 概要・スペックほか
  2. 使ってみて雑感

1. 概要・スペックほか

Agedateってのは、メーカー名なのかブランド名なのかよくわかりませんが・・・。

Amazonでみるとブランド:Agedateって書かれてますね。

iPhoneのケースとか、ヘッドセットとかゲームコントローラーとか、ノートPCスタンドとか、オーディオアダプタとか、なんだかいろいろなものを扱ってるようです。

メーカーと言うより販売店なのだろうか、よくわかりません。

以下、Amazonの商品ページからの引用です。毎度ですが、問題がありましたらご連絡をお願いします。

Bluetooth 5.0 トランスミッター レシーバー

仕様

製品型番:BT-B20(CSR8675チップセット)
適合規格:Bluetooth V5.0
TX連続再生:22H(Max)
RX連続再生:18H(Max)
通信距離:10M(使用環境によって異なります)
充電電圧:DC 5V
充電時間:3時間
入力/出力接続:3.5mmAUX、SPDIF
対応プロファイル:A2DP、AVRCP
TX対応コーデック:aptX/aptX LL/aptX HD/SBC
RX対応コーデック:aptX/aptX LL/aptX HD/SBC/AAC

Agedate Bluetooth 5.0 トランスミッター レシーバーAgedate Bluetooth 5.0 トランスミッター レシーバーAgedate Bluetooth 5.0 トランスミッター レシーバーAgedate Bluetooth 5.0 トランスミッター レシーバー
各種ボタン付き本体の右側にあるボタンを操作することで、Bluetooth接続をしている音楽再生機の曲送り/曲戻し、再生/一時停止、サイレントモード、音量の調節が可能です。超便利な指示ライト改良されたLED指示ライトが付いており、バッテリーの状態(充電中か?低電量か?)や接続の状態(できた?一台接続?二台接続?)が一見して分かります。再生している音声のコーデックも指示ライトから判別できます。伝送距離10M障害物がない場合、伝送距離は10Mです。部屋中動き回っても大丈夫です。ヘッドフォンケーブルなどを気にすることなく、自由な視聴スタイルを楽しめます。長時間連続再生充電式バッテリーが内蔵されており、フル充電(約3時間)の場合、18~22H連続再生できます。初回使用する前にフル充電してくだい。バッテリ切れの状態で稲光ライトが赤点滅します。その時に充電しながら使えます。
ブルートゥース 送信機 受信機ブルートゥース 送信機 受信機ブルートゥース 送信機 受信機ブルートゥース 送信機 受信機
光デジタル対応可能テレビに光デジタル音声出力端子がある場合、付属の光デジタルケーブルで接続することをおすすめします。テレビの光デジタル音声出力と、本機のデジタル音声入力(SPDIF IN)を接続します。(音質アップ!)パッケージ内容①本体x1②日本語取扱説明書x1③箱x1④USB充電ケーブルx1⑤3.5MMオーディオケーブル×1⑥RCAオーディオケーブルx1⑦光デジタルケーブルx1ペアリング方法についてメモリー機能で、一度ペアリングすると、次回から自動的に接続できます。​記憶したペアリング情報を消去した場合、自動的に接続できなくなります。万が一自動的に接続できない場合は、ペアリングボタンをクリックすると、再度自動的に接続します。新しいBluetoothデバイスとペアリングする場合、ペアリングボタンをダブルクリックすると、ペアリングモードに入ります。2台同時接続についてお使いのBluetooth機器(1台目)と本製品をペアリングモードにします。ペアリングが成功すると、Pairingライトが青点灯します。2台目のBluetooth機器をペアリングモードにします。2台同時にペアリングできた場合、LEDがグリーンの点灯に変わります。 ※受信時(RXモード)二台目とペアリングする前に本製品のペアリングボタンをダブルクリックして再度ペアリングモードにしてください。
  • 【一台二役】Bluetoothトランスミッター(送信機)とBluetoothレシーバー(受信機)の一台二役です。送受信機はTX/RXスイッチ一つで簡単切替えできます。📤送信機(TX)としてはBluetooth対応のヘッドホンやスピーカーへ音声を送信できます。📥受信機(RX)としてはBluetooth対応のスマートフォンやパソコンから音声を受信できます。送信用と受信用として2台使えば簡単にBluetoothワイヤレス環境を構築できます。
  • 【Bluetooth V5.0】bluetoothトランスミッターは,世界最先端のチップセットを採用して、AAC、SBCだけでなく、高品質なコーデックLow LatencyとHDも対応できます。ワイヤレスなのにワイヤレスとは思えない高音質オーディオをお楽しみいただけます。
  • 【二台接続】マルチポイント機能搭載で、ブルートゥース送信機モードの時に2台のBluetooth対応のヘッドホンやスピーカーに同時に音声を送信できます。ブルートゥース受信機モードの時に二台のスマートフォンと同時に接続できます,お気に入りの番組や音楽が2人でシェアできます。
  • 【便利な機能】音楽の再生/停止、音量調節、曲送り/曲戻しなどが可能な各種ボタンを装備し、受信機モードの時に簡単に操作可能です。送信機モードの時にワンタッチでミュートモードにすることができます。
  • 【LEDランプ搭載&一年保証】本体にLEDランプが付いており、接続の状態や対応のコーデックが一見して分かります。弊店の製品には1年間の製品保証が付いております。もしお届け商品に不具合があった、または通常のご使用により故障した場合、ご連絡をくだされば責任を持って対応致します。本商品は技適マークを取得し、安心で安全な製品を提供します。 技適認証番号:R210-119348

2. 使ってみて雑感

こういう言い方はあれですが、意外としっかりしたパッケージというか外箱です。

Agedate BT-B20 箱
Agedate BT-B20 箱
Agedate BT-B20 箱裏
Agedate BT-B20 箱裏

本体の他に、3.5mmのコード、USB-AからMicroUSBの充電ケーブル、3.5mmとRCA(赤白のやつ)のコード、光デジタル出力ケーブルが付属しています。

ありがたいと言うか、しっかりしていて好印象です。

本体のLEDライトが光る部分は艶がある透明プラスチックになっていて、傷よけのシートが貼ってあります。しっかりしています。

Agedate BT-B20 一式
Agedate BT-B20 一式

下の画像の通り、電源オンにすると、現在のステータスがLEDライトで分かるようになっています。

トランスミッタTXモード/レシーバRXモードの別、接続できているかどうか、音声入出力のAUX経由/光デジタル経由の別、そして接続しているコーデックの別、がわかります。

これは本当に素晴らしい!

Agedate BT-B20 本体表面
(アイキャッチ画像と同じ)Agedate BT-B20 本体表面
Agedate BT-B20 本体裏面
Agedate BT-B20 本体裏面

見えにくくてすいません、下の本体右側の側面には操作系の物理ボタンがあります。

再生/停止、次の曲、前の曲、ペアリングモードの4つです。

Agedate BT-B20 本体側面右側
Agedate BT-B20 本体側面右側

同じくこれも見えにくいですが、左側の側面には、電源オン/オフと、トランスミッタTXモード/レシーバRXモードの切り替えの物理ボタンがあります。

Agedate BT-B20 本体側面左側
Agedate BT-B20 本体側面左側

さらに、同じく見にくいですが、上側の側面にAUX、光デジタル入力、同出力、MicroUSBの各接続部分があります。

Agedate BT-B20 本体側面上側
Agedate BT-B20 本体側面上側
Agedate BT-B20 本体側面下側
Agedate BT-B20 本体側面下側

早速、CIO BT-TM800とペアリングしてみました。

すぐにペアリング成功して、なんと!aptX HDでつながるじゃないですか。

双方が、その表示をきっちりLEDで示してくれます。

いやいや、音でわかるんじゃないか、と言われるときついですが、そうそうわかりません。

音楽も大好きですし、ガジェットとかこの手のグッズとかイヤフォン・ヘッドフォンとか好きですけど、だからといって素晴らしい耳を持っているわけでもないですし。

全く同じ状況で聴き比べとかできれば、気付けるのかもしれませんね。

でも、なんか、クリアな音になっている気がして良いです。

音源は一応24bitのFLACのもので聴いてみました。

PCの再生プレイヤーからオンボードのサウンドチップやらの再生環境が対応しているのは確認してあります。

まあ、気持ちが大切です。

実際とても気持ちよく音楽聴いたり、映画観たりできます。

良いですね。

さて、Agedate BT-B20についてですが、少しちゃちな感じなしなくもないですが、普段使いには十分です。

物理ボタンが揃っていて、かつ、まあまあ効きます、再生/停止ボタンなどが、それはありがたいです。

何より、接続状態等のステータスがLEDライトで簡単に確認できるのが素晴らしいです。

そして、音は、良いと思います。

満足感が出ます。

パンツのポケットに入れておいて、コーが引っかかることも少なくなりました。

実際使おうとすると結構取扱説明書がないと迷っちゃいそうな感じですが、逆に言えば、こうしてみると意外と使いみちがありそうだ、って話ですね。

一人でTVを独占できる時、かつ、サウンドバー等の良い音、つまり通常大きい音、では鑑賞しづらい夜中などは、これをトランスミッタに設定して、Bluetoothのワイヤレスヘッドセットとかイヤフォンをつないで、映画等を楽しめます。

しかも同時に2つまで接続できるというのはいいですね。

このモードだと、ゲームやる方々にもすごくいいのかも。いや、音ズレが許容できないんですかね。低遅延のためのコーデックであるaptX LLでもとんでもない、って話を聞いたりしますし。

音の入出力については、通常の3.5mmのAUXでの入出力に加えて、SPDIFって光デジタルの入出力に対応しているようです。

そんな機器は持っていませんが、本格的な機器でそれでもワイヤレス接続したいという方にはありがたい仕様ということでしょうか。

惜しむらくは、毎度ですが、充電がMicroUSBという点、改善できるところではありますね。

そのうちUSB-Cにした改良版が出るだろうとは思いますが。

そうそう、それと、これ、実は想像していたよりも結構大きいです。

6.6cm × 6.6cm × 1.8cmって感じです。

勝手にもっと小さいものを想像してましたが、まあこんなもんですかね。

パンツのポケットに入れておいて邪魔にはならないですが、存在している感じはあります。

ただ、とても軽いので気になるものではないです。

どのご家庭にも1台、というほどでもないと思いますが、TV音声の出力に使うみたいな場面も含めて考えると結構な使いでがありそうですし、そんなに高いものでもないですし、悪くない買い物だと思います。

というか、良かったです。

音楽鑑賞環境がまた1つ良くなりました。