しばらく、ネットワーク環境向上作戦をやっていまして、実はまだ完結していなくって、最大のブツをご紹介しなければならないのですが、仕事が忙しくてちょっと余裕がない状況(という言い訳、なぜ?)で、そんな中に突然登場した、Google謹製のイヤフォン、の、廉価版、です。
気になっていたのですが、まあ、耳の状態もなかなか良くならない、というか、イヤフォン止めない限り完治しない気がしていて、そんなこんなでちょっと躊躇していたのですが、まもなく登場するという噂のPixel 6も楽しみにしているようなGoogle好きとしては、廉価版じゃないお高い方は見送ってしまいましたが、この廉価版はやっぱり入手しておかないわけには行かない、と思い直していたところでした。
そんな中、コツコツ、というか、聞かれるので答えていたら何やらそれなりに投稿がたまっているらしい、Google Mapのローカルガイドのお仕事?のニュースレター(メール)の中にさりげなく特典が仕込まれていて、「新しい Google Pixel Buds A-Series が 10% 引き」って、書かれたリンクがあるじゃないですか。
これはいかん、買わねば。
ということで、無事購入となりました。
が、いろいろありました。
そうです、初期不良です。
工業製品である以上は、稀とは言え、発生するものではあり、不幸にして引き当ててしまうことはありますので、それ自体はしょうがないとは思っていますが、やっぱり手間はかかるので、ちょっと疲れました。
そのくだりは下でご紹介するとして、まずはもののご紹介から、と思いましたが、なんと、このイヤフォン、Amazonでも楽天でもYahooショッピングでも、普通に売っているところがないようで、下のリンクは飾りと化していますので、ご注意ください。
この記事を書いている時点で、Googleストア、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの各ネットショップサイトでは取り扱いがあるようですし、おそらくそれぞれの実際のお店、量販店でも扱っていると思われます。
初期不良対応の中で、この色の交換品がすぐ発送できるか・・・云々と言われたので、ちょっとは人気があるのかもしれません。
その結果、一部入荷待ち、みたいな状態になっているところがあるのかも、しれません。
では、ご紹介。
もくじ
1. 概要・スペックほか
Googleストアの商品ページはこちらです。
この内スペックページはこちらです。
またこの内の、 A-Seriesとそうでないバージョンの 比較はこちらです。
Pixel BudsヘルプページのA-Seriesとそうでないバージョンの比較表はこちらです。
Google Pixel Buds A-Series
上質なサウンドとクリアな通話音声、
Google アシスタントをハンズフリーで利用できる機能などを備えています。
豊富な機能を、手ごろな価格でお届けします。
色 : Clearly White/Dark Olive
クリアな通話: ノイズ リダクション
防滴仕様 イヤホン
充電ケース: USB-C
タップ操作:
タップ: 再生 / 一時停止、着信に応答
ダブルタップ: 次のトラック
トリプルタップ: 前のトラック
長押し: Google アシスタント
音楽再生時間: 最大 5 時間
音楽再生時間合計(充電ケースを使用した場合): 最大 24 時間
12 mm スピーカー ドライバ: ○
Google アシスタント: ○
アダプティブ サウンド: ○
アテンション アラート: ×
Google Pixel Buds
上質なサウンドとクリアな通話音声、
Google アシスタントをハンズフリーで利用できる機能などを備えています。
ケースに入れてワイヤレスで充電することもできます。
色: Clearly White/Quite Mint/Almost Black
クリアな通話: ノイズ リダクション、ウインドノイズ低減
防滴仕様: イヤホン本体と充電ケース
充電ケース: 無線、USB-C
タップ操作:
タップ: 再生 / 一時停止、着信に応答
ダブルタップ: 次のトラック
トリプルタップ: 前のトラック
長押し: Google アシスタント
スワイプ: 音量調節
音楽再生時間: 最大 5 時間
音楽再生時間合計(充電ケースを使用した場合): 最大 24 時間
12 mm スピーカー ドライバ: ○
Google アシスタント: ○
アダプティブ サウンド: ○
アテンション アラート: ○
以上の商品サイトからの情報以外で自分で調べたところで気になった点などは以下のとおりです。
- アクティブノイズキャンセリング機能はどちらも非搭載です。
- 上にも書いていますが、スワイプ操作による音量調節機能は、A-Seriesでは非搭載です。
- ケースのワイヤレス充電機能も、A-Seriesでは非搭載です。
- 通話時のウインドノイズ低減機能も、A-Seriesでは非搭載です。
- 試験運用機能としてPixel Budsに提供されている、赤ちゃんの泣き声や犬の吠える声、緊急車両のサイレンを検知すると自動で音量を下げるアテンションアラートが、 A-Seriesでは非対応です。
- Bluetoothはいずれも5.0です。
- 対応コーデックはいずれもAACとSBCです。
2. 使ってみて雑感
特典での購入ですので、GoogleストアでDark Oliveなる色を選んで、早速ポチッとクリックしたわけですが、なんと3日から4日で到着と表示されて、少しがっかりしました。
が、実際は注文の翌々日、週末のうちに届きました。
いやー、外箱からして本当に小さいんですよ。
これまでのイヤフォンで最小かな。
そしてとっても軽い。
真ん中の書類の上に乗っている白い資格は小さな箱で、この中にイヤピースが入っています。
装着されているのはMでそれ以外にSとLですかね。
UAB-AからUSB-Cの充電ケーブルです。Googleのもの、って感じで、見慣れたテイストのケーブルですね。
Appleの製品についているLightningケーブルよりしっかりしている印象です。抜き差しに持つ部分がよれて剥がれて破れて、中の線がのぞいちゃうような痛み方を良くしますが、なさそうな感じです。
ケースがまた小さい!凄くコンパクトです。そして軽い。
写真だと少し反射して見えますが、どちらかと言うとつや消しの少しヌメッとした感触のケースです。
片手で簡単に蓋を開けることができます。
小さなLEDライトが光ます。
Google製品でよくある、代替OK的なときは白に光、なにか訴えるときはオレンジに光ります。
いやいや、イヤフォン本体がめちゃくちゃ軽いんです。これは、つけてるって感じがしなくて良さそうです。
いや、実はちょっと嫌な予感したんですよね。
箱にはきちんといつもの薄いビニールの保護シートがしてありました。
ですが、本体ケースをくるんでいるペリペリ剥がすトレーシングペーパーみたいなやつが、少しよれて、めくれて入ってたんですよね。
あと書類を束ねているペリペリのペーパーもズレズレで貼られていました。
ん?って感じですよね。
実は、随分前、もう所有していませんが、最初の頃のChromecastを近くの家電量販店で購入したことがあり、これまた喜び勇んでTVにセットして、アカウント登録の作業を始めたところ、すでに、もちろん知らないGoogleアカウントと紐付けられているのがはっきり見えた、という出来事があったんです。
安めの端末でしたし、またいちいち量販店の販売員に説明して交換だなんだというのは面倒だと思い、初期化してそのまま使っちゃったんですが、どうやらGoogleさんでは、そういう場合のリファービッシュというのでしょうか、が適当というか、雑なんですかね。
わかっちゃっちゃ~だめでしょー、って感じです。
で、Google Pixel 5とGoogle Pixel Budsのペアリングですから、まあ、説明書を見るまでもなく、どこかで斜め読んだような情報からでも想像するとおり、ケースの蓋を開ければ、Bluetoothがオンになっていれば、簡単に自動認識されるでしょう、と思いきや、なぜかちょっと手こずるんですね。
ペアリングの操作をしないと接続しないのです。
で、つながったはいいものの、その後の設定作業の案内の音声が、左耳からしか聞こえないんですねぇ。
作業中はそういうものかな、なんて言い聞かせつつ、完了して、音楽スタート!って、あら、やっぱり左側からしか聞こえない。
じゃあ、iPad miniとつないでみるか、って試してみますが、やっぱり同じ。
端末再起動したりしてみましたが、だめなんですよね。
やむを得ず、Pixel Budsのサポートにチャットで連絡入れて、初期不良交換をお願いしたのでした。
その後も、ちょっと色々とあったのですが、結局は、少し時間と手間がかかったものの、着払いで不良品を返送し、代わりに代替の新品が2日後に手元に届く、という結果になりました。
いろいろあってちょっと大変だったのですが、結果はよし、という感じです。
それにしても、Googleさん、商品管理が何やら雑なんでしょうか。
こういうこと書くと問題になるかな。
さて、代替の新品を入手して、早速設定です。
いや、ほんとに簡単でした。
ケースの蓋を開けるとすぐに認識して、すんなりセットアップも完了。
Googleアシスタントさんとの会話もスムーズです。
Pixel Buds アプリの画面のスクリーンショットは以下のようなものです。
HDオーディオがONになってますねー。AACさまさまです、多分。
Googleらしく操作も比較的単純で、左右は同じ、シングルタップ、ダブルタップ、トリプルタップ、長押し、です。
数日後に音楽聴くのに使おうとしたら、ファームウェアのアップデートが来てました。
ダウンロードして、インストールです。
イヤフォンはケースに入れて、ケースの蓋を開けて実行します。
15分かかるというような表示があり、実際10分以上かかったように思います。
イヤフォン自体も比較的シンプルなものに思われますが、アプリも同様です。
年をとってくると複雑なことは使わなくなるので不要、というのがはっきりしていて、年寄り向けということではないわけですが、シンプルな構造・構成にしてあるのがありがたいですし、Googleらしいですし、私としては好感持てます。
サウンドや機能
スタンダードな音だと思います。
高音から低音まで凸凹が少なく、素直に鳴るって音だと思います。
Sennheiser CX 400BT True Wirelessの時のような、はっとするような印象はないのですが、なにか訴えるものがないという意味ではなく、クセがなく、素直な音だと感じます。
( Sennheiser CX 400BT True Wirelessは、ブランドネームがそういう印象をもたせているだけなのかもしれませんが、音のクリアさや立体感がずば抜けている印象があり、これは、そうそう比肩できるものはなさそうに思っています。)
ノイズキャンセリングや外音取り込み等の機能はありませんが、気にならなくなっています。
出先でどんだけいい音がほしいんだ、ってくらいの感覚です。
まあ、これは人それぞれですし、私自身ももちろんあればあったでいいなとは思います。
本体ボディには空気アナがあるようで、周囲の音を適度に聞こえやすくして、それから圧迫感を軽減するのだそうです。
いわばオープン型、って感じですかね。
外部音はよく入ってくるので、没入感は弱いかもしれませんが、出先ではそれくらいのほうが安心な気がしています。
音については、繰り返しですが、クセがなく素直ないい音だと思います。
明るくクリアな印象の音です。
もし低音の迫力不足を感じる場合は、アプリでバスブーストをオンにすると多少良くなります。
サウンド面の機能については、あまりないですが、本体ボディを長押しするとAndroid端末側のGoogleアシスタントが起動してくれます。
音量の上げ下げを指示することもできます。(なかなかですけどね。)
Android端末側の通知などを読み上げさせることもできます。
翻訳機能を使うこともできるようです。
このあたりがGoogleの本領発揮といったところでしょうか。
正直実際に使うにはまだまだの部分もありますが、多少の役に立つ、将来性は期待できる、そんな仕掛けがついている、という感じでしょうか。
これで、11,900円というのは、安いとはいいませんが、良さそうに思います。
私の場合は10%引きで購入できましたので、少しお得感はあります。
最近はAnkerがますますいろいろ出してきていて、特にLiberty Air 2 Proでしたっけ、ファームウェアアップデートで、LDACコーデックに対応するという離れ業までやってのけて、中価格高機能が普通になってきているので、特別なお得感は薄れてきているかもしれませんが、しっかりとしていてプレーンなワイヤレスイヤフォンをお求めの方にはフィットするように思います。
Amazon、楽天、Yahooショッピングで売ってないのは、なぜ?
(2021.9.20追記)
音についてですが、外出時に利用してみました。
正直、あんまり良くないですね。
ノイズキャンセリングがないので当然といえば当然かも知れませんが。
骨伝導イヤフォン使っているみたいな、のっぺりしたラジオの音みたいになります。
骨伝導イヤフォンをバカにしているのではありませんので、その点はご注意ください。
骨伝導イヤフォンは素晴らしいです。愛用してます。
やっぱり、ゼンハイザーほどでもHuaweiほどでもないように思えます。
家の中で聴く分には十分に楽しめると思います。
あらためて、WF-1000XM4が気になり始めていますが、そうそう買える価格でもないですし、そもそも、いまだイヤフォンによる耳の中の荒れ・ただれ問題が根本解決していないので・・・。