CIO BT-TM800というUSB-C接続でNintendo SwitchにぴったりというBluetoothオーディオアダプタ/トランスミッタを試しています

CIO BT-TM800 開けたところ

家で音楽聴く環境をもう少し良くしたい、と、よくぼーっと、具体的に何ということもなく、考えているのですが、ちょうどそんな時に、この商品が割引価格でAmazonほか楽天のメーカーショップなどで売られているというネットの記事を見かけて、おや、こんな商品があるのね、ということで興味を持って、結局、安くなっている、という単語に乗ってしまい、購入してしまいました。

なかなかおもしろいのでご紹介するものです。

もくじ

  1. 概要・スペックほか
  2. 使ってみて雑感

1. 概要・スペックほか

メーカーさんのサイトはこちらです。

商品の紹介ページはこちらです。

引用等問題がありましたらお知らせください。

大阪に本社を置く立派な会社のようです。頑張られてます。

Nintendo Switch 対応 Bluetooth 5.0オーディオアダプター

NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター

低遅延AptX LL・高音質AptX HD搭載

Qualcomm AptX LL・AptX HDコーデックを採用
ワイヤレス化に伴う音ズレを大幅に軽減。遅延が少ないので動きが激しいゲームもストレスなくプレイが可能です
またデュアルオーディオに対応しているため、2台同時接続が可能。友達や家族とサウンドを共有できます
※音ズレを可能な限り少なくするためには、aptX LL対応デバイスのご使用を推奨いたします

NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター

コンパクト設計

約6mmの薄型設計(USB-Cコネクタを除く)
Switchに装着してもプレイの邪魔になりません

NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター
NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター

Switch/PS4/Windows10/macOS対応

幅広い機器に互換性があり、デスクトップPCなどBluetooth非搭載機器でも手軽にワイヤレス化が可能
※PS4でのボイスチャットは非対応
※すべてのBluetooth機器がボイスチャットに対応しているとは限りません

NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター
NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター
NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター
NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター
NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター
NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター
NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター
NintendoSwitchイヤホンワイヤレスBluetooth5.0トランスミッター

CIO 安心保証対応

ご購入いただいてから最大180日の保証付き。動作不良にもしっかりと対応させていただきます。初期不良の場合はまずはお問い合わせください
製品を機器に接続するのみで、簡単ペアリングが可能です。1度ペアリングを実施した機器は自動的に再接続を行いすぐに使用可能となります。
※技適マーク取得済

この商品紹介ページ、わかりやすいですね、売りがはっきりしている上に一般ユーザーが知りたい仕様もわかりやすく書かれていて。

恐縮ですが、まんま使わせていただきました。

2. 使ってみて雑感

まずはパッケージと本体の紹介から。

結構小さいパッケージです。Nintendo Switchにぴったりというのが売りなので、当然ですね。

日本のメーカーさんでパッケージも手抜きのない立派なものです。

CIO BT-TM800 外箱表
CIO BT-TM800 外箱表
CIO BT-TM800 外箱裏
CIO BT-TM800 外箱裏

本体は本当に小さいものです。ゲーム機につけてじゃまにならないように。

CIO BT-TM800 本体取り出したところ
CIO BT-TM800 本体取り出したところ

端末の方の拡張ポートの関係等でUSB-Cに直接取り付けられない場合も多々あると思われ、また、USB-Cのポートの数に限りがあるなどの場合もあると思われ、C-Aの延長コードが付いているのもありがたいです。

CIO BT-TM800 本体と延長コード
CIO BT-TM800 本体と延長コード

シンプルな取説が付いています。

CIO BT-TM800 取扱説明書
CIO BT-TM800 取扱説明書

本体のUSB-Cの端子部分にはキャップが付けてあります。

CIO BT-TM800 本体とキャップ
CIO BT-TM800 本体とキャップ

2台を同時接続できるので、AというボタンとBというボタンがわかりやすく左右に置かれています。

CIO BT-TM800 本体表
CIO BT-TM800 本体表
CIO BT-TM800 本体裏
CIO BT-TM800 本体裏
CIO BT-TM800 本体裏キャップ
CIO BT-TM800 本体裏キャップ
CIO BT-TM800 延長コード
CIO BT-TM800 延長コード
CIO BT-TM800 延長コードとつないだところ1
CIO BT-TM800 延長コードとつないだところ1
CIO BT-TM800 延長コードとつないだところ2
CIO BT-TM800 延長コードとつないだところ2

実はスマートフォンやタブレットは、端末のBluetoothがよくできていて、最近の端末ならコーデックもSBCの基本だけということはなくって、たいてい、AACやaptx、時にLDACに対応していたりして、その点ではこの手の拡張トランスミッタは不要ですが、Switchには必需品だ、ってことだったんですね。

ちなみに、iPhoneはSBCのほかにはAACのみ対応ですね。

どうやら、この商品買ってまもなく、SwitchのファームウェアのアップデートでBluetoothイヤフォン対応の機能が搭載されたようで、このデバイスの立ち位置も若干微妙な感じになったと思われます。

もちろん、音質面や2台同時、といった特徴が生きるんだろうと思いますが・・・。

ところで、我が家のデスクトップPCは、以前ご紹介したBluetoothのUSBアダプタを付けてBluetooth接続を実現しています。

この手のアダプタも最近はaptxに対応しているそうで、このアダプタも対応していると書かれています。

が、ご存じの方も多いと思いますが、Windowsでは、どのコーデックで接続しているかを確認する方法がありません。

Androidの場合はBluetoothのメニューから確認することができるみたいですが。

このトランスミッタは、aptxに加えて、aptx HD(48KHz/24bitまでのハイレゾ再生に対応したバージョン)やaptx LL(低遅延のバージョン)に対応しているそうで、かつ、この端末のLEDでどのコーデックで接続しているかを確認することができるということで、こうなると、これが一番気になるところです。

デスクトップPCは、USBポートはフロントパネル側にもいくつか、というかたくさんあるのですが、横に並ぶ作りになっているので、これで軽く3つは潰してしまうことになるので、延長コードでつなぐことにして、ちょっとぶら下がるようになってかっこ悪いですが、試してみました。

が、考えてみれば、考えなくてはならないのはイヤフォンの側もです。

普段使っているイヤフォンを調べると、SBC以外だと、SONYのWF-1000XM3はAACのみ、SennheiserのCX 400BT True WirelessはAACとaptX、HUAWEI FreeBuds 4iはAACのみ、Google Pixel Buds A-SeriesもAACのみ、となっていました。

なんだ、結局、aptXって、Sennheiser CX 400BT True Wirelessだけじゃん、ということになり、ちょっとSennheiser CX 400BT True Wirelessを接続して試してみました。

長押ししてペアリングです。

お、aptXのLEDライトが付きました。きちんと上位と思しきコーデックでつながるんですね、自動的に。

で、音です。

うーん、どうかな―、正直良くわからないくらいでしょうか。

と、思いましたが、当たり前です。

考えてみると、デスクトップPCに取り付けているBluetoothアダプタがaptX対応であれば、きっとaptXで接続しているのでしょうし、実は何も変わってないのでは、ということに気づきました。

で、以前何度かご紹介している通りで、Sennheiser CX 400BT True Wirelessは、そもそも音がいいです。私でも分かるくらいです。

その域になっていると、多分私ではもう違いはわからないレベル、ということだと思われます。

更に考えてみれば、少なくともGoogle Pixel 5は、AptX、AptX HD、LDAC、AACに対応しているようなので、普段スマートフォンでSennheiser CX 400BT True Wirelessで聴いてる分には、恐らくaptXで接続しているので、これまた、そのレベルの音質になっているということだと思われ、かつ、感心するくらいいい音になっているので、結論としては、ただ、それが確認できた、やっぱり、それなりのイヤフォンできちんとした環境であれば、相応に良い音で楽しまます、ということで。

それ以上のレベルって、もう私には違いはわからないと思いますし、所詮、イヤフォンで特に出先で圧縮音楽聴いてる分には、十分でしょう、という気がします。

ということで、結局、このデバイスは、SBC、aptX、aptX LL、aptX HDのトランスミッタとしての機能拡張を果たしてくれましたが、手持ちのデバイスとの関係で、追加的な貢献はあまりない、という、買う前に確認しておけばよかったような、結果を得ることになりました。

1つ言えば、各デバイスが4つのうちのどのコーデックで接続しているかを確認することができるようになった、という点はあり、それは間違いなく画期的ではあります。

Windowsでは、Bluetooth接続の環境改善にはあまり力が入っていなかったということもあり、Androidとうのモバイルデバイスに比べて、そのあたりの弱さを少しカバーしてくれるものになります。

MicrosoftはWindowsのBluetoothドライバやコーデック等の環境改善にようやく動き出している、という記事を時々見ますので、そのうち、もう少し良くなっていくのかもしれません。

とは言え、結局、自分が聴いてみてどう思うか、ですし、そもそもの最終アナログ化デバイスである、イヤフォン、ヘッドフォン、スピーカーの性能の与える影響のほうがよっぽど大きい、ということは、やっぱり、あらためて確認できたような気がしています。(気だけで、実は何も変わってないのですけど・・・。)

でも、このデバイスは、3,000円くらいで手に入るようなら、デスクトップPCで音楽聴く方には悪くないものだと思いました。

Bluetooth USBアダプタよりも、こちらを導入するほうが、音楽鑑賞目的なら理にかなっていると思います。

Bluetooth USBアダプタでワイヤレスマウスやキーボードをつなぐと、PC起動時のBIOSロードの段階でBluetoothが読み込まれないので、キーボードがない、って騒がれちゃうのが面倒なので、その目的であれば、マウスやキーボードの専用アダプタ使うほうがいいです。

ということで、いろんな端末でも使えますし、いい商品だと思いました。

そうそう、二人同時にワイヤレスで音楽聴くこともできます。これは、結構良い機能ですね。

その場合は、下位のコーデックの方に揃ってしまいますので、ご注意を。

しかし、これで終わりだとちょっと残念なので、少し考えていることがあり、またご紹介したいと思います。

それに、ネットワーク環境向上作戦のSynology NAS導入後の高速化トライアルの件がまだ手を付けられていないので、こちらもなんとか近々。