CIOという会社(ホームページはこちら)、すいません、存じ上げてないのですが、数回前に記事にした、Amazon、楽天等でオフセールをやっていたことをきっかけに購入した、CIO BT-TM800というUSB-C接続のBluetoothオーディオアダプタ/トランスミッタのメーカーさんで、これがすごく良いものだったので、同じくオフセールやってるというので、楽天のポイントが少し有ったのでそれも使って購入してみました。
少し前から、というかPixel 6 Proにしたこともあり、給電能力がしっかりしているUSB-Cケーブルがあったほうが良いな、できれば出先でモニターに出力するようなことまで想定して映像出力ありの、ということを考えていたところ、これのオフセールというのが目に止まったものです。
以前、こういったケーブルは買ったことはあるのですが、映像出力機能がつくと、非常にケーブルが硬くて重たいものになるため、なかなかの使いにくさで、ちょっと持ち歩いて使おうという気にはなれなかったのでした。
とはいえ、どんどん進化していく分野なので、軽い感じ柔軟な感じだとはっきり分かるものが出てくれば、買い直そうと思っていたのでした。
商品紹介を見ると、結構な柔軟性があるようなことが書かれていて、その点は期待できそうなもので、ちょうど、オフセールやっている上に、中途半端なポイントも溜まっていたので、サクッと購入に至りました。
CIO-CCPD100W-1という型になるようです。
白と黒があります。
もくじ
1. 概要・スペックほか
例CIOさんのサイトにある商品ページがすべてをしっかり語っているのでご覧いただければいいかと思います。
いくつかここでもコピーしてご紹介しますが、支障ありましたらお知らせください。
![](https://connectinternationalone.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/ccpd100-main-600x600.jpg)
PowerDelivery対応 USB3.1 Gen2 USB Type-C to Type-Cケーブル
USB PD(PowerDelivery)対応のより、最大100Wの超急速充電が可能。
急速充電対応のスマートフォンだけではなく、充電に時間のかかるノートPCなどの充電時間を大幅に短縮可能。
10Gbpsデータ通信及び4K高解像度出力に対応。対応デバイス同士であれば大容量ファイルの送受信も短時間で行えます。
またDisplayport Alternate Mode対応デバイスであれば、本製品で映像信号・音声信号を取り扱うことが可能です。
コネクタ部分を強化することで断線しにくくなっています。
Type-C搭載デバイスと幅広い互換性があります。
スマートフォン(Galaxy・Xperiaなど)タブレット・ノートPC(MacbookPro・MacbookAir・Macbook・Huawei Mate・HP・Lenovoなど)、ゲーム機(NintendoSwitch)に対応しています。
E-Markerチップの充電保護システムにより、安全、安定な急速充電が可能。過充電、発熱などから大切なデバイスを保護し、デバイスの損傷を防止します。
- 最大出力:100W(20V/5A) PowerDelivery対応
- 規格:USB3.1 Gen2
- 最大転送速度:10Gbps(理論値)
- 4K出力:対応
- DisplayPort Alternate Mode:対応
- E-Marker:搭載
- サイズ:1mのみ
- 重量:約25g
- 素材:PVC
- カラー:ホワイト・ブラック
2. 使ってみて雑感
真面目な話を最初にすると、USBって、規格のことと、端子(の形状)のこととが混在して言われたりすることもあり、そもそも実際に規格自体もやたら複雑になってきていて、きちんと理解できなくなってきていますが、この辺を読むと、少なくとも一瞬はなるほどって思えます。
みるみさんという方のブログです。整理されています。
https://mirumi.me/usb-versions-and-connectors
PC Watchのページです。いくつか関連ページもあるのでそれらも見ると理解が進むかも。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1339890.html
![CIO USB-Cケーブル (CCPD100W-1) 届いたもの](https://www.digigucci.com/wp/wp-content/uploads/2021/11/eeae74719c93a955885551c47765933d.jpg)
![CIO USB-Cケーブル (CCPD100W-1) 届いたもの裏側](https://www.digigucci.com/wp/wp-content/uploads/2021/11/4aaaaea15d5f4c4cb43974f0d3af7b15.jpg)
![CIO USB-Cケーブル (CCPD100W-1) 一端1](https://www.digigucci.com/wp/wp-content/uploads/2021/11/dc889496ea6906890730ea5e604cb8f9.jpg)
![CIO USB-Cケーブル (CCPD100W-1) 一端2](https://www.digigucci.com/wp/wp-content/uploads/2021/11/3755cfbee4a7781a4e285726baa9f873.jpg)
ほんと、便利な時代になりました。
ケーブル1本で充電、データ通信、映像出力が全て可能ということです。
昔は、早い外付けといえば、SCSIという規格で結構お高い、かつ、扱いが厄介な方式で外付けHDDやCDドライブ等を接続したものです。
プリンタはプリンタポートという専用の接続方式を使っていました。
映像出力はVGAですね。
それぞれ全く違うもので、それはまあ大変でした。
OSの方も、シリアルポートの管理が結構面倒で、IRQを上手に割当しないと云々みたいなことがありました。
が、1本です、いまや。
さて、このCIOという会社のこのケーブルですが、良いですね。
日本のメーカーのもので、信頼できる、という前提があるんだとは、自分で感じますが、充電のワット数も他のケーブルと同じ程度には出ているようです。
と、書きましたが、充電のワット数ってどうやると正確にわかるんですかね。やっぱり、専用のデバイスが必要になるのでしょうか。
そもそも、充電アダプタとケーブルと端末すべてがいろいろな規格、状態になっているので、結局どの機器がどう威力を発揮、または制約になって、そのワット数になっているか、そしてその速度で充電が終わるのか、がよくわからない、ということになります。
今回試してみたのは、Google Pixelbookに付属していた充電アダプタとUSB-Cケーブルとの比較になります。
Pixelbookは日本のAmazonの輸入業者のお店から購入したもので、Amazonの商品ページを見てみると、45Wという記載が見えます。
45Wでの充電ができるアダプタとケーブルが付属していると理解できます。
で、このアダプタとケーブルで充電しているところを、Pixel 6 ProにインストールしてあるAmpereというアプリで見てみると、4.5V程度で2000mA程度の充電状態であると表示されます。
W = A x V だった記憶があり、だとすると9W程度というしょぼい結果になります。
で、アダプタはそのままにケーブルをこのCIOのケーブルに変更してみると、同じような結果になります。
つまり、9W程度、ということです。これは、何を意味しているのかちょっとわかりかねています。
とは言え、試しにPixelbookを充電してみましたが、付属のケーブルで充電されるのと同じような時間で充電が進みますので、45Wは出ていて、恐らくですがしっかり100W出るということじゃないかと受け止めました。
上の数字は、Pixel 6 Pro側の制御の問題のような気がします。
Pixel 6の33Wで素早く充電できるという売りに関して、海外サイトか何かの検証で、ソフトウェアでの制御のために全然そうではない、ということが言われていましたので、そういうことかな、と理解しています。
それから、PCとつないでファイルの転送をやってみましたが、かなりのスピードでコピーができましたので、これもしっかりしているものだと思いました。
画像出力についてですが、USB-C入力が可能なディスプレイがないので、今度会社で試してみようと思っています。
あとは、ケーブルとしての取り回しのよさ、みたいなところですが、これは合格点です。
というか、とてもいいと思います。
映像出力ありのケーブルはたいていめちゃくちゃしっかりしたものになっていて、というか、硬くて取り回しがすごく難しいものになっちゃいますが、これは、比較的取り回しがしやすいです。
丸めてしまう時の丸める円の径を自然にかなり小さくできますし、折るような圧をかけても違和感なく曲げることができます。ケーブル自体にはよくないのかもしれませんが。
念の為申し上げると、充電だけできれば、というケーブルだとフニャフニャで取り回しもよく軽いと思いますが、それと比べると全然硬いですし少し重いです。
が、よくあるHDMIケーブルみたいな手に負えないような硬い、折り目の癖が全く取れない、みたいな硬さのものではないので、取り回しとしては十分に楽に扱えるものだと思います。
これが、通常価格1,000円台前半、オフセールの際に1,000円ピッタリで手に入る、というのは、本当にありがたいです。
1mのものになりますが、できれば、もう少しだけ長いものも会っても嬉しいかな、と思いました。
何にせよ、これは、とっても良いケーブルですね。
ところで、調べてみると、Pixelシリーズって、USB-Cからの映像出力は、OSレベルでできないようにしてある、ということがわかりました。
ハードウェア的には可能な状態のようですが、OSレベルでDisplayport Alternate Modeを切ってあるということみたいです。
ということで、残念ながら、このケーブルは今後100Wクラスの充電アダプタを入手した時に、それから、他のタブレットなりを入手した時に、最大の力を発揮してくれるということになりそうです。