先日、と言っても少し前のAmazonプライムデーで、3つ買い物をしたうちの最後のモノのご紹介です。
と言っても、Kindleですので、あまり語ることもないですが、まあ、ご参考まで。
もともと、少し前の世代、たしか、新しくフロントライトが付いたモデルが選択できるようになったときでしょうか、これもプライムデーかなにかで安くなっていたところで、珍しく白を購入したのですが、いつの間にか娘に取られてしまい、返ってこなくなったので、まあしょうがないしいいか、と暮らしてましたが、やっぱりすぐに読書できてタブレットみたいに気が散ることもない、コンパクトで軽いのは良い、ということで、この度のプライムデーに購入と相成りました。
もくじ
1. 概要・スペックほか
AmazonのKindle Paperwhiteのページです。
端的な仕様は下のとおりです。
その他の訴求ポイントについては、上記の商品ページをご覧いただくのが良いと思います。
Kindle Paperwhite
ディスプレイ | Carta電子ペーパー技術採用6インチAmazon Paperwhiteディスプレイ、解像度300ppi、内蔵型ライト、フォント最適化技術、16階調グレースケール |
サイズ | 167 mm x 116 mm x 8.18 mm |
重量 | 182g |
システム要件 | ワイヤレス接続対応、コンテンツのダウンロード時にPC不要 |
容量 | 8GB または32GB / 端末本体に数千冊保存可能(一般的な書籍の場合) |
クラウド | Amazon のコンテンツはすべて無料でクラウドに保存可能 |
バッテリー | 明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、1回の充電で数週間利用可能。ワイヤレス接続およびライトの使用によって利用できる時間は異なります |
充電時間 | PCからUSB経由での充電で約4時間。USB充電アダプター経由での充電で3時間 |
wifi接続 | 802.11b、802.11g、または802.11n (bまたはgの互換モード) 標準規格を使用した、公共およびプライベートネットワークまたは無線LANスポット、パスワード認証によるWEP、WPAおよびWPA2セキュリティに対応 |
対応ファイルフォーマット | Kindle(AZW3)、Kindle (AZW)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、PMPは変換して対応 |
ユーザーヘルプ | Kindleユーザーズガイド(端末にプリインストール)およびクイックスタートガイド(同梱)をご覧になるにはこちら。その他の情報はヘルプページで参照できます |
保証とサービス | 1年間限定保証付き。国内の場合、オプションで別売の延長保証をご利用いただけます。Kindle の使用時は利用規約が適用されます |
同梱内容 | Kindle、USB 2.0充電ケーブル、スタートガイド(PDF) |
防水性能 | IPX8等級。深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないことが確認されています |
世代 | Kindle Paperwhite (第10世代) – 2018年発売 |
2. 使ってみて雑感
Kindleについては、皆さんよくご存知かと思いますが、よく見るといくつかモデルの中にもバリエーションがあるんですね。
今回買ったのは、
- Kindle Paperwhite
- 32GB
- 広告なし
- wifi
- Kindle Unlimitedなし
- ブラック
のバージョンです。
目が弱くなってきているので、できる限りですが、少しでも精緻なきれいなディスプレイのものがいいのでPaperwhiteにしました。
6インチのディスプレイですので、絵や写真の多いムック本みたいなものや雑誌や漫画とか、そういったものはほぼ読むことはないので、8GBでも十分だったんだと思いますが、なぜかポチったときにはこっちになってて、まあいいか、ってことで。
広告については、正直面倒なので少し高くても、広告なし、がいいです。
Kindleって読書している分にはそんなに意識しないですが、つまりページをめくってるくらいの間はあまり感じないですが、それ以外は、まあ、結構というかかなりもっさり動きますので、少しでも無駄な画面遷移がないほうがストレスが少ないです。
4G(モバイル通信)付きのモデルも有るようですが、買う人いるんですかね、どうしても急いでダウンロードしたいならテザリングでもいいでしょうし、その辺の駅やお店の近くでwifi拾ってもいいでしょうし、ニーズがある気がしないですが、そういうのが面倒な方にはいいんですかね。
もちろん私はwifiのみのモデルにしました。5千円も違いますし。
どうでもいいですが、前回買ったときはモバイル回線の選択肢は3Gだったように記憶していますが、時代はあっという間に進んでいきますね。
Unlimitedは気にはなっていますが、それほど大量に読書する人間でもないですし、そこまでではないといつも思って使ったことはないです。
今回もUnlimited3か月無料付きは選びませんでした。
どちらかと言うとAudibleのほうが気になるかな。
色は、たまにはセージとかトワイライトブルーとか遊んでみてもいいかなと思ったんですが、広告なしを選ぶとブラックしか選択肢がなくなってしまうようです。
ということでブラック。
そうそう、防水になったようですね。
風呂やビーチで読むシーンは、私の場合はあまりなさそうですが、飲み物をこぼすシーンは想像がつきますので、ありがたいです。
このバージョンで、プライムデーで10,980円だったかな。ほかと一緒に買ったので、個々の割引を正確に覚えていないのですが、多分7,000円引きだったような。
1.1万円、まあ、高いと思うか安いと思うか微妙なところですよね。ただ、定価だととても手が出ないような高さなので、せっかくのプライムデー、ここは今後の読書の充実を願って?奮発してみました。
まんまと術中にはまってるわけですが。
お世辞にもApple的なオシャレさはあまりないAmazonさんですが、なにやら少し凝った箱に入っています。
凄くコンパクト、というか薄いですね。
ビニール袋はいるのだろうか、梱包の一種ということかな。
棚にぶら下げる格好で販売できるスタイルですかね。
お菓子の箱を開けるみたいなパリパリって切りながら剥がすやつが外箱裏側にあるので、これで開封です。
中からスライドで出てきます。もう一層紙にカードされていますが、こちらは横からものを出し入れする構造になっています。
取り出すと、例の樹の下で本を読む影絵が付いた内箱です。
横からスライドして中身を出すとこんな感じ。本体、取説みたいな紙数種、充電ケーブルです。
この手の紙は、よく見てないですねぇ、いかんな。
充電ケーブル付属ですね。
そして、USB-C!ナイス!ってか、この段階でMicroUSBで出されるとさすがにびっくりというより怒りが。
もう1度ビニール袋に入っています。まあ、傷がつくと色々面倒なのでしょうがないですかね。
ビニール袋体してみて、ちょっと違うなと思ったのは、表の面が1枚でつながって、ツルッとした状態になってるんですね。
以前のバージョンは、確かE-inkの画面部分が数ミリ下がっていたと思います。
その段差の部分の下の面にフロントライトが4つ付いてましたが、そういう姿はなくなっています。
良いですね、このほうがホコリ溜まったりしないですし。傷が付きやすいのかな・・・。
真上からフラッシュだか電灯だかが写り込んでも反射がこの程度というのはいいですね。
マットな感じの表面です。傷は付きにくそう。
ということで、そこそこ小綺麗に、かつ、基本的に紙だけの箱・包装で届きます。サスティナブルの時代ですねー。
写真撮りそこねてましたが、下側にUSB-Cの充電の口と電源ボタンが並んであります。
操作感
まあ、いつものKindleです。
正直動きはもっさりです。
本を読んでいるとき以外は、若干イライラします。
タップしたものが反応し始めるのもワンテンポ必要です。
なので、操作が通ったかどうかがちょっとわかりにくい時もあるんですね。
画面のリフレッシュも少しもたつくと言うか、ゆっくりです。
ブラウザ(体験版)というのもありますが、まあ、使えるようなものではないです。
最近のリッチなコンテンツがきちんと表示されなかったりしますし。
最低限の調べ物、にどうにかこうにか使うかって感じでしょうか。
しかしながら、これでいいのです。
本を読み始めると、ページめくるときくらいしか触りませんし、そこでは全然イライラするものではないので。
逆に、読書以外のところでの操作感をiPadなどの先端のデバイスみたいにキビキビ動くようにするために、価格が上がってもしょうがないです。
これは文字中心の書籍を読むための道具ですから、これでいい、これがいい、ってことだと。
機能
OSとしては、色々バージョンアップしたりして、工夫が加えられているようです。
数週間から数か月くらいの間でバージョンアップがあります。
「設定」の中には、Amazonのアカウントと紐付けるメニュー、Wi-Fiの設定のメニュー、端末そのものの設定(端末にパスワードセットしたり、再起動、リセット、等々)、言語と辞書の設定、ユーザー補助、等の機能メニューが用意されています。
読書専用タブレットとすると十分ですね。
読書中以外の画面の最上部には、ホーム、戻る、設定、ストア、検索、の各ボタンが常駐していて、特に設定ボタンは機内モードやダークモード、画面の明るさ、などの、時に即設定したくなる項目にアクセスできるようになっています。
電子書籍リーダーとして必要かつ十分な機能があると思います。
読書のしやすさ
これは、全く、問題なく、読書しやすいです。
やっぱり紙の良さには勝てないところはありますが、E-Inkの画面は紙っぽく見えますし、目にも優しい感じがします。
DPIが少し高めなので細かい字も見やすいです。
もちろん小さすぎると見えないわけですが。
文字サイズは、読書画面上で簡単に変更することができます。
フォントを明朝とゴシックから選ぶことができます。
余白は行間の大きさも設定できます。
また、栞みたいなものをセットすることができて、簡単にマークされたページに飛ぶことができます。
文字の書籍のページめくりはさっと動きますので全く問題なしです。
よくできていると思います。
それから、機能的な面になりますが、文字を選択して、辞書を呼び出したり、ハイライトしたり、メモしたり、ということができますので、自分なりに本の内容を活用することがデバイス上でできるようになっています。
これらの情報は、当然このKindleだけじゃなく、スマホ等のKindleアプリでも共有されますので、便利に活用できます。
その他
重さは、183gでした。まあ軽いですね。横になって持っていて、文庫本以上に重く感じてくることはあまりなさそうです。
下にある電源ボタンを押すと、画面がスクリーンセーバーみたいな状態になります。
スクリーンセーバーの状態になると、触っても反応しません。
再び電源ボタンを押すと、画面が立ち上がります。
スクリーンセーバーにした後一定の時間が経つと、バッテリ持ちの向上のために、システム自体が軽い休止状態のようなスリープ状態になります。
この状態から電源ボタンを押すと、立ち上がりに少し時間がかかります。と言っても数秒ですが。
この機能、バッテリーセーバー、は設定からオフにすることもできます。
このおかげか、もともと長いバッテリ持ちが、大変長くなっています。しばらく使っていなくても、バッテリがあまり減らずに維持されていたりします。
このあたりは、電子書籍リーダーとしてよくできているところだと思います。
ボディ自体はマットな仕上がりで傷を心配する必要は少なそうに思います。
E-Inkの面ですが、ちょっとわかりませんが、なんか大丈夫な気がします。
少々強く押してもにじみみたいにならないですし、傷つきそうな表面ではなさそうです。
そんなに持ち歩くこともなさそうですし、新しい事情でも生じない限り、保護フィルム等はなし、裸族で運用したいと思います。
ということで、電子書籍リーダーとして、よくできていて、使いやすいですし、Amazonの電子書籍に限らず、青空文庫から入手できるテキストなんかも読めますので、使えるデバイスだと思います。
青空文庫は本当にすごい仕事だと思います。ありがたいことです。
著作権の切れた作品中心に錚々たる作家たちの作品が、ルビありのテキストやXHTML等の形式で無料で入手できます。
これらが、Amazon内で無料で入手できます。(「Kindle 青空文庫」あたりでGoogle検索してみてください。)
無料です。大変なことです。
これだけでも、残りの人生全部楽しめますよね。
さて、通常の価格はもちろんのこと、プライムデーの際でも、もう少し安くなると嬉しいな、と思いますが、毎年買うようなものでもないですし、青空文庫など含めたコンテンツの充実もあり、読書をする方には満足度高いデバイスだと思います。
プライムデーの影響か、これを書いている2021年7月10日の16時現在で、私が買ったモデルは8/5入荷予定となっていますが、それ以外の大抵のモデルはどの色も即納のようです。
気軽に電子書籍リーダーで本を読みたいという方、本当におすすめです。