NURO 光のONU端末であるZTE社のF660Pの紹介とあわせてこれを導入するに至った経緯と結果生じた環境変更の紹介です

ZTE F660P 本体表側面

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2024/4/7(日)追記

下で書いているトラブルですが、2回目の訪問調査・対応でも、翌日に再発が確認され、直っていないことがわかりました。

驚きです、こんな事があるのかと。

かつ、またもや最初に個別宅の問題の可能性があると案内され、少ししてマンション内でも同様の事象が確認されていて対応中との案内をされて、キレそうになってしまいました。というか若干キレちゃったかな。

その方からの問い合わせにより、訪問調査が入ることになり、そこでは解決せず、結局、マンション内のNTTの共有設備をNTTに調査修理してもらうことで、ついに完全に修理が完了した、という結果になりました

大変に長い時間がかかりました。2か月以上です。

その間、ひどいと1日数回、30分から長いと2時間程度、不通になるという現象が発生していました。

一時はベストエフォートベースのサービスなので、と諦めさせるかのような案内をしたサポート担当もいたくらいです。

いくらベストエフォートでも、ほぼ毎日不通が発生してはおかしいでしょ、って話ですが。

さんざん苦労させられました。

正式、丁寧に、サポートのレベルの問題と今後に活かしてほしいことを申し入れしたつもりです。変わらない気はしますけど。

そんなこんなで大変な苦労はありましたが、でも、めちゃくちゃ快適です、いま。

NUROはほんとに良いです。早い、安い!

NUROを導入しているのはかなり前に紹介していますが、ほんとに良いですね、これは。

導入にあたって、家庭内に光ファイバーケーブルを通すのがほんとに大変でしたが、そのかいはあったと思います。

マンションですが、安定して1Gbps近いダウンロード、700Mbps程度のアップロードのスピードが出ますので、通常使用では全く不満のない水準です。

これがもっと進んでいけば、NASの運営も面倒になってきたので、マルチビット環境がもっと構築しやすくなり、Google Oneの数テラレベルの料金が安くなってくれれば、ストレージ資源にお金かけるのではなく、通信速度(と量?)にお金かけるほうが賢いのではないか、という気がしてきています。

マンションまでは光ファイバー通してあるのに、今となってはちょっと古いマンションでマンション内がメタル回線というものらしく、どうやってもそこがボトルネックになってスピードが上がらない、で、じゃあ、マンション内に光ファイバー引けるかと調べさせたら、当時利用中のFlets(NTT)が不可能という謎の回答を寄越して、悩んだ結果、ちょうど案内が来たNUROの導入を検討して、聞けば、マンション内個別宅内まで光ファイバーを引ける、ということで、導入決定という経緯でした。

当初は下り600Mbps上り400Mbpsくらいのスピードでしたが、覚えている方もいらっしゃると思いますが、一時期ゲームの関係だったかで大量のトラフィックが発生して、時間帯によっては異常に遅くなったりするという現象が発生して、我が家も少し遅くなったりしていましたが、比較的早く対処されたようでそのトラブルも発生しなくなり、機器強化も進められたので、今となっては上記のスピードが出る状態になっているところです。

が、ここで大きな問題が。

実は、導入して数か月後、まさに大量トラフィックのトラブルが発生したあとくらいに、数回、突然ネット接続が切れてしまい、その後1時間強程度で勝手に復旧する、という現象が発生して、宅内の環境を調べ倒してもし問題は見つからず、チャットサポートで問い合わせたところ、結局、はっきりした問題点は見つからず、そのうち、発生しなくなってしまったので、良しとしていました。

今思えば、この時に突き詰めておけばよかったのかもしれませんが、現象が発生しなければ特定もできなかったのでしょうから、しょうがなかったということだと今思っています。

で、何かというと、その突然断線の後、突然復旧、という現象が日に1回、多いと2、3回発生するようになってしまったのです。

大丈夫な日が数日続くこともありましたが、1日に数回発生することもあって、本当に困り果ててしまいました。

NUROはチャットでもサポートがありますが、昼間の時間帯しか対応しておらず、昼間の仕事をしているのでなかなかそればかりもやっていられず、かつ、まあ、当然ですが、最初は宅内の端末の再起動に始まり、手順通りの案内をされたりして、あまりに解決が遠く見えて、切れちゃったこともあるくらい、本当に困り果ててしまいました。

結果、解決はしたのですが、そのプロセスでONUが最新と言われているZTEのF660Pに変更になったり、DMZを使った二重ルーターだけど二重ルーターじゃない状態にしていた環境が、結局、使えなくなってしまったりして、環境が結構変更になってしまう、という副産物を生み出しましたので、ご参考まで、ご紹介させていただくものです。

もくじ

  1. 概要・スペックほか
  2. 開封と実物紹介
  3. 使ってみて雑感

1. 概要・スペックほか

NUROのONUの紹介ページはこちらです。

F660Pのマニュアル(PDF)はこちら

機能上の主な特徴は以下のとおりで、要するに無線LANの規格がWi-Fi 6まで対応が広がり、無線LANのセキュリティについてもよりレベルの高い暗号化に対応し、つまり、早くて安全になった、ということで。

  • 無線LAN規格IEEE802.11b/g/n/a/ac/ax対応(Wi-Fi 6 対応)
  • 5GHz帯無線LAN最大速度(IEEE802.11ax規格):4803Mbps(4ストリーム 160MHz)(おそらく)
  • 2.4GHz帯無線LAN最大速度(IEEE802.11ax):1,147Mbps(4ストリーム 40MHz)(おそらく)
  • 無線LANの暗号化方式:WPA3-SAE(WPA3-Personal)、WPA2-PSK(WPA2-Personal)、WPA-PSK(WPA-Personal) 対応
  • LAN端子:1000BASE-Tが4つ(うち1つはTA(電話)用)

2. 開封と実物紹介

開けてみましょう

せっかくものが届いたので、いつもの通り、できの悪い写真でいくつか実物を紹介。

佐川で到着

ZTE F660P ダンボール
ZTE F660P 段ボール

NUROのアプリの紹介が入ってます。

以前は、なにもできることがないという不思議なアプリで、無用でしたのでアンインストールしていましたが、これを機に入れてみました。

ZTE F660P ダンボール開けたところ
ZTE F660P ダンボール開けたところ

外側の段ボールの中にF660P本体の外箱が登場。

それとアプリ紹介のペーパーです。

ZTE F660P アプリの案内ペーパー
ZTE F660P アプリの案内ペーパー

ピタピタに入っています。

簡単なユーザーガイドも入っています。

ZTE F660P 本体外箱開けたところ
ZTE F660P 本体外箱開けたところ

本体取り出して、下の段を覗いたところです。

ZTE F660P 内容物一式
ZTE F660P 内容物一式

本体取り出した下の段に、付属品一式ですね。

足、電源アダプター、電源ケーブル、LANケーブルです。

ZTE F660P 本体取り出して付属品一式
ZTE F660P 本体取り出して付属品一式

足と電源アダプター、ケーブルです。

ZTE F660P 本体の足と電源アダプター
ZTE F660P 本体の足と電源アダプター

一式並べるとこんな感じです。

ZTE F660P 本体1
ZTE F660P 本体1

各種LED表示部分です。

詳細は上で紹介したマニュアルにまとめられています。

ZTE F660P 本体表側面
ZTE F660P 本体表側面

裏側、ケーブル端子やスイッチなどがあるところです。

ZTE F660P 本体裏側面
ZTE F660P 本体裏側面

この前に使っていたF660Aに比べると、いくばくか大きく重たくなっています。

アンテナを内蔵しているのでしょうから、スピードと距離を出すためにしっかりしてるのかなという想像です。

足のつけ外しの容易さはアップしていました。

あと、光ファイバーケーブルを差し込む口が下の側面の蓋を外したところにあるのですが、F660Aは気が狂いそうになるほど蓋が固くてやりにくかったのですが、その点も少し改善していました。

事情があって(後で説明予定)、2回も付け外ししましたので、なかなか、細かいところの違いや扱いやすさは気になりました。

3. 使ってみて雑感

交換に至る経緯

チャットサポートで問題解決を図りました。

まずは、サポートさんから、当然、電源のオフオン、再起動、ケーブルの抜き差しなど、に始まる一般的な手順の確認を求められ、まあ、当然にやっているので、やっているとの返答で1日終わったりします。

で、なかなか進まないので切れて書き込んで待っていると、ようやく、ONUの交換の申し出がありました。

この段階では、断線-自動復活というおよそデジタルな感じがしない動きで、ネットワーク設定ってそういうところがある、という勝手な思い込みもあり、ひょっとしてDMZ使った無理な設定が、急に悪さするようになったのだろうか、ひょっとするとその設定のせいでONUも不調になってしまったのだろうか、などというあまり合理的とも思えない不安もあり、それに端末更新なら悪くなることもないだろうとたかをくくっており、喜んで交換をお願いして、到着を待っていました。

で、届いたのがF660P。

早速F660Aの設定をよくよく確認して、設定画面のスクショも撮ったりして、万全の準備をして交換作業。

ここで先程の光ファイバーケーブルの端子の挿入口の蓋の硬さに閉口して、苦しみ抜いて、交換完了。

まるきり元の接続の状態を復活させても、当然、IPアドレス等の設定がいじってあるので、少なくとも普通に有線接続では管理画面にアクセスできないのはわかっていたので、初期値で当然オンになっている無線LANを使ってアクセスして、管理画面を開きました。

ここにも罠が仕掛けてあって、先ほど紹介したNUROのアプリに、管理画面へログインというボタンが用意されており、書かれている通り、ユーザー名もパスワードもタイプしてログインしようとしても、「違う」と言われてログインできないのです。

なんのことだか分からず、しばらく悪戦苦闘していましたが、上で紹介したマニュアル読むと、管理画面のユーザー名は正しいのですが、ログインパスワードはWi-Fiのパスワード初期値と同じであると書かれているではないですが。

ちなみに、上の写真にもありますが、Wi-Fiの初期設定値はシールが入っていて、そこにしっかり書き込まれています。

どうしてこういうミスと言うか罠を仕込むんですかね。

信頼感失いますよね。>直しておいてください、NUROさん

で、ようやく管理画面に入れて、早速LAN側のIPアドレス設定したりして、最重要のDMZの設定をしようとしたところ、あれ?グレーアウトされていて、変更できない!??、なんで?という状況に。

実は、配線も復旧させる前、すなわち光ファイバーケーブルは接続しない状態で、一度動作確認のために、電源オンしてログインしておいたのですが、その時にはきちんと設定変更できるのを確認していたのですが、接続してみると設定変更できない、ということが判明。

早速ネット検索すると、X(旧Twitterって書くのが流行りですね)の書き込みに、どうやらそういう仕様のようで、NURO側にも確認した旨が書かれているではないですか。

詳細は理解していませんが、IPv4基盤に使ったWAN接続の方式は徐々にやめていく方向にNUROさんは動いている様子だ、ということのようでした。

そうは言っても、これまでのF660Aではできていたのに??と不思議に思うところですが、どうやら、新しく提供するONUにはそういう仕様が仕込んであるということなのか、実際にダメなのです。

さんざん時間をかけて調べたりしましたが、この点はどうにもならず、さすがにリアル二重ルーターは無理だと思われたので、諦めて、TP-LinkのDecoシリーズの良いところであるセキュリティアプリが入っているところやルーターの機能も細かい設定ができるところなどを諦めて、メッシュWi-Fiのメリットのみを活かす、つまりアクセスポイントモードで動作させることを決意して、設定変更しました。

当初はメッシュWi-Fi自体に接続できなくなったりして、混乱を極めましたが、LAN設定の基本である、電源オフにしてしばらく待ったりしてから再設定という基本に立ち返って、どうにか突破することができました。

結局、F660Pにして、F660Pのルーターを使って、無線LANはオフにして、LAN端子にTP-LinkのメッシュWi-Fiの1つを有線接続、もう一方のメッシュWi-Fiも使って、家の中の無線LAN環境を構築、F660PのLAN端子は、それ以外の有線接続端末からのケーブルも接続して、F660Pをメインにする形で運用するように切り替えました。

これで、解決するだろうとの淡い期待のもと。

が、翌日の未明には再発してました。

子どもたちからあっさりと、また切れたね、って言われました。

腹が立つやら、悔しいやら、泣けてくるやら・・・。

で、腹立ち紛れに、そんなことなら、ONUや設定をもとに戻して、届いたF660Pの方を返送してやる、と決意し、作業を開始しました。(使えな時間が発生しないように新ONUが届いてから旧ONUを返送すればよいという仕組みになっているのは、考えてみれば当たり前の気もしますが、良い流れです。)

が、なんか変です。

完全に元の状態に戻したのに、繋がらないのです。

おかしい、ONUはWAN側がきちんと接続中であることを示しているのに、メッシュWi-Fi側がWAN接続できていないと表示しているのです。

よくよく管理画面を比較して見てみると、なんと、すでにWAN側からのIPv4アドレスの払い出しが行われていない状態になっているではないですか。(表現がおかしかったらすいません、あまり詳しくないので。)

とにかく、IPv6でアドレスを受け取っているのに、IPv4では0が並んだ状態になっているのです。

これではDMZを使って、全部を別のIPアドレスの機器にスルーするという設定ができなくなってしまう、と想像されます。

MACアドレスでスルー先を設定することもできるようになっているのですが、IPv4を設定されていないと、それも有効ではないということのようです。

どうやら、F660Pを一度接続したところで、NURO側の個別契約への設定が不可逆的にIPv6基盤の方に変更されてしまっているようなのです。

この点は、後でチャットサポートで確認しましたが、いずれその方向になっていくという主旨の説明が書かれていました。

もう1種類の構成のONUとしてSONYの端末も選択肢にあるのですが、これもDMZ設定できないのか、という質問をしたところ、できるかできないかは今はわからないが、いずれその方向になる、ということでした。

なんという・・・。

これだと困る人もたくさん出るのではないかと心配になります。

いずれにしても、接続できないのではしょうがないので、再びF660Pに戻して、TP-LinkのメッシュWi-Fiはアクセスポイントモードで運用する形にしました。

更に残念なことに、F660PはDHCPでIPアドレスの固定設定できる端末(アドレス)数が最大10個であることが判明して、我が家にあるネット接続端末は、TVや録画機等々含めて20をくだらないので、固定しておいたほうが幸せになる、10端末を厳選して設定することにしました。

TP-LinkのメッシュWi-Fiはトレンドマイクロの技術を採用したセキュリティ機能「TP-Link HomeCare」を搭載していることもうたっており、ルーターモードをオフにしてしまっている以上、この手の追加機能はすべてオフになり、ホントにアクセスポイントのみとしての機能を提供する形に成り下がってしまいました。

いや、それならそもそも、F660Pの無線LAN使えばよいのでは、Wi-Fi 6 対応ですよね、ということもあるにはあるのですが、実地で試してみたところ、いくら強くしっかりした電波でも、鉄筋コンクリートのマンションでは、届かない部屋が出てきてしまいます。子どもたちも勉強等で安定して早い接続が必要なので、困ってしまいます。

しかも、F660Pは端末を10台もつなぐと、負荷が高まって安定性が悪くなる、という厳しい書き込みも散見され、ルーターは担当させざるを得ないとしても、無線LAN機能はオフで運用したほうが良さそう、ということもあり、悩みましたが、ひとまずこの環境で運用してみることにしました。

という、語るも涙、というか振り返ると若干の怒りしか込み上げてこない、大変な苦労を経て、若干イマイチな環境への変更が完了したのでした。

で、そもそもの接続不良問題は解決したのかというと、全然解決せず、むしろ頻度が上がり、なぜか復旧が早くなったりする、という変化も生じたりして、いよいよNUROへの不信のみが高まっていく日々となりました。

同じマンション内でNUROユーザーで少し顔が広い方にかみさんから聞いてもらったところ、そのお宅も絶不調で、かつ、NUROじゃないFletsのお宅も不調だと聞いている、との面白い情報を入手。

私も私で、早く聞いておけばよかったと、その時思いましたが、あとの祭りなので、早速チャットサポートに連絡して、ONU交換しても全然ダメ、聞けば同じマンション内でユーザー皆が同様の障害に困っている、と説明。

すると、接続したままにしておいてくれ、遠隔で接続状況調査する、との反応。

で、遠隔調査結果を待っていると、なんと、同じマンション内の別のお宅からすでに問い合わせがあり、マンションの共有部と個別宅内の訪問調査と対応の予定の段取りが進んでいるとの報告が!

なぬ!?それはいつから進んでたんだ?でも、すでに訪問調査の予定組むところまで進んでいるということは、そちらが先行していたくらいなのでは?ということは、同じマンション内で同じ障害で対応を求める声が複数上がっているにも関わらず、それが共有されていなくて、それぞれにいつもと同じ手順での案内を別々に進めていたということ??で、こっちはONU交換やらなんやら散々苦労して、うまく行っていた宅内の環境を劣化させる変更まで余儀なくされて??と、一気に頭の中を熱いものが駆け巡ります。

チャットですが、できるだけ丁寧な言い方で、可能な限り、思いつく限りの辛辣な表現でNUROサポートの対応プロセスの不手際を指摘して、苦情を申し立てましたが、まあ、サポートのフロントの方々は慇懃な言い方で上手にスルーされるので、おそらく全く届いていないんだろうな、という感じではありました。

さて、その訪問調査と対応ですが、光ファイバーケーブルと端子?の一部交換を行った、との報告があり、ほー、これでやっと解決か、と思った矢先、翌朝にはまた障害発生です。

直ってないやんけ!!と早速チャットサポートに連絡。

再度遠隔調査するとのことでしたが、またも同じマンション内の別のお宅からの問い合わせで、マンション共有部中心にさらに別の訪問調査と対応が予定されている、との返信。

なんだと、いったい、なにやってるんだ、こいつら!!という心境になりつつ、とにかく早く何とかせよと言い渡して結果待ちに。

で、予定の訪問日、午前中の訪問予定となっており、運悪く、丸一日在宅勤務をせざるを得ない日にあたっており、途中何度か障害なのか修理なのかよくわからない断線-自動回復があり、またもいろいろと苦労させられましたが、午後には障害は発生しなくなっていました。

翌日、状況確認のチャットが届いた(チャットが届くとSMSでお知らせしてくれるのは良いサービスです)ので、よくよく問いただしてみると、マンション内の共有部にあるNTTが所管する共通基盤的設備があるそうで、NTT側の人に訪問してもらってなんだか交換だか修理だかをしてもらった、とのこと。

なるほど!それでNUROだけじゃなく、もともとのFletsの方も同じように不調が生じていたのか、これでようやく本当の問題箇所にたどり着いて、解決に繋がったな、という感じが、やっと出ました。

案の定、NTTの訪問以降は障害は発生していません。

大体、時々繋がらなくなって勝手に復旧するなんで、インフラ系の問題の香りがかなりしますし、そもそも同じマンション内の複数宅から声が上がっているなら、その状況をまとめて理解さえしていれば、こんな遠回りをしなくても、問題箇所にもっと早くたどり着けたのではないか、個別の契約者に散々苦労させる必要はなかったのではないか、という気がしてなりません。

この点については、NUROチャットサポートに強く申し入れをしましたが、まあ、響いてないんでしょうね。

本当に本当に苦労させられました。

環境も劣化させてしまいました。

長い目で見れば結局こうなっていたのかもしれませんが、とはいえ、こういう形である必要はなかった、と思います。

聞けば、スマートライフなる月々550円の有料サービスがあるそうで、別途有料のセコムのかけつけサービスなどのプランがセットになっているもので、メインはSONY製のONUが確実に使える、というもののようです。

これにすれば、SONY製のONUが使えて、こちらはF660Pと同等スペックで、かつ、さらに月々330円でそのSONY製のONUに対応するメッシュWi-Fiの端末が使える、というプラスのサービスも利用可能になるそうです。

これにするのもありかな、という気もするわけですが、ちょっと高いですよね。

メッシュWi-Fiも規格化されている時代なので、当然、一般に売られている規格対応のメッシュWi-Fi端末を買えば、メッシュWi-Fi環境が作れるのでは、と当然想像しますが、どうやら、うまく繋がりませんでした、という先人のトライ結果もいくつか見えています。

かつ、SONY製のONUのIPv6側のセキュリティ機能がガバガバであまりに危険なので、IPv6はオフにして使っている、使うべき、なる書き込みも散見され、トホホという気分です。

みんなのニーズは、ちょっと調べればわかるのだから、しっかり対応した端末を用意して、ただ単に早いFTTHサービスだけじゃなく、端末含めた環境丸々、ユーザーが満足できる、満足度の高くなるサービスを提供するようにしていただくわけには、行かないですかね。

こういう時代ですから、少しベースの価格を上げても良いのでは、と思いますので、価格を上げつつ、汎用の製品を使ってでも環境作りができるような標準的な初期設定でサービス提供してみてはいかがでしょうか。

今回は、怒りも多かったですが、それなりに学びも多くありました。

大半はいらない苦労でしたが。

と、経緯がめちゃくちゃ長くなってしまいました。

使ってみた感想

こういう作りにしているので、いつも通り使ってみた感想を述べたいところですが、正直この端末について特別語ることはありません。

DHCPで固定IPアドレス設定が10コまでしかできないのはちょっと今どき酷いですね。

あと、その設定のための管理画面の操作があまりに手がかかりすぎます。

今接続しているもののリストから選んで設定できるようにすれば、簡単ですよね。

その程度のことも考えられないのかと嫌な気持ちになります。

ZTEなので中国製を日本語化したものなんだとは思いますが。

TP-Linkの製品については、プロの方はあまり推奨しないような記事を読んだことがありますが、でも、多機能な割には簡単な操作で設定が可能で、多くを触る必要のない方には、本当に簡単な操作のみですぐに使えるようになる、みたいな製品の仕上がりがあり、感心するものがあります。

BuffaloやNEC、Elecomが国内の無線LANルーターの主要なメーカーだと思いますが、正直、使いやすさという点からは後を追っているな、という感じは拭えません。

あとは、そうそう、一般化しているメッシュWi-Fiの規格に対応してほしいです。

そうなれば、もっとシンプルな構成の家庭内LAN環境ができあがります。

であれば、10台も接続すると安定性が悪くなる、とか言う書き込み気になりますので、優先事項としては、そもそもとにかく接続台数が多くなっても安定して動作することが一番、ですかね。

まあ、NUROのスマートライフサービスと被りますので絶対実現しないでしょうね。

逆に、NUROに対応するルーターオフ機能付きのONUとか、どこか製造販売してくれないですかねぇ。

まとめ

今回は、ONUの紹介と言いつつ、NURO不具合に立ち向かい、大変に苦労した話の紹介になってしまいました。

本当に難しいですね、普通に手が出る価格帯で100%満足できるネット接続サービスを見つけるのは。

docomoのホームルーター 5Gについて、以前簡単に触れましたが、これがもっと現実的に安定してギガレベルに早くなってくれれば、簡単なのかもしれないな、と思ったりしました。

それにしても、不具合・障害発生時の問題切り分けには、視点を切り替えたり、場合によっては情報共有も大事、とつくづく気付かされましたので、皆さまも是非ご注意ください。

とはいえ、いろいろ文句を書きましたが、NUROは良いサービスです。

安くて早い、は本当です、基本。